願い

 「3・2・1・HAPPY NEW YEAR」

 テレビから聞こえる愛しい人の声
 
 毎年毎年一番一緒にいたいときにあなたはいない

 どうしてかな・・・あなたが生まれてきてくれた嬉しい日なのに、涙が出てくる・・・

 光ちゃん・・・逢いたいよ・・・買ってあるプレゼントどうしたらいい?

 テレビでは次の番組が放送されていた。

 「やばい・・・泣いてたら光ちゃんの見逃しちゃった・・・」

 ♪・・・♪・・・

 突然鳴り響いた携帯電話。

 見ると、メールが受信されていて、今一番逢いたい人の名前が表示されていた。

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 FROW 光ちゃん

 TO 

 Tittle 件名なし

 今すぐ家の近くの公園にこい

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 「光一・・・」

 プレゼントを持ち光一が待っている公園へ走った。

 公園に着くと黒い服の人が立っていた。

 「光ちゃん・・・光一!!」

 走っていって抱きつくとやんわりと暖かい腕で包んでくれた。

 「・・・逢いたかったで・・・」

 「光ちゃん・・・」

 逢えた事の嬉しさで涙がまた溢れて来た。

 「何、泣いてねん」

 「だって、だって!・・・嬉しいんだもん」

 「ごめんなぁ・・・俺もに逢えて嬉しいで」

 「光ちゃん・・・」

 「もう、泣くなって・・・」

 「泣いてないもん!!」

 「泣いてるやん(笑)」

 光一は涙の上にkissをしてくれた。

 「・・・・光一、27歳のお誕生日おめでとう!!これね、プレゼント、光一に似合うと思って」

 「・・・ありがとう・・・プレゼントもう一つ欲しいんだけどな」

 「・・・何?」

 「・・・だから・・・お前をくれや」

 「なっ・・・エロ親父!!」

 「うっさい!・・・そんな顔で見るのが悪い!!いいから帰るで」

 「いや〜・・・・」

 光ちゃん、生まれてきてくれて本当にありがとう。

 HAPPY BIRTHDAY

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